【パワーランキング】世代交代となったベスト4と各チームの注目ポイントとは?

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ついにベスト4が出揃った2023−24シーズンのNBA!

ベテランのエースが率いるチームが軒並み敗退。

まさに群雄割拠とも言うべき新時代に突入したシーズンとなったが、現時点でのパワーランキングをまとめていく。

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ベスト4決定

今シーズンのベスト4となったのは以下の4チーム。

  • ダラス・マーベリックス
  • ミネソタ・ティンバーウルブズ
  • ボストン・セルティックス
  • インディアナ・ペイサーズ

注目すべきはこのチームを率いるエースたちだ。

最年長でもセルティックスのジェイソン・テイタム(26歳)となっており、今後のNBAの顔を決める戦いとも言えそうだ。

また、直近10年間のベスト4のチームは以下の通りとなっているが、直近5シーズンは全シーズン優勝したチームがカンファレンスセミファイナルまでには敗退しており、いわゆる王朝が存在しない状態が続いている。

  • 2019シーズン優勝 トロント・ラプターズ
    • 2020シーズン カンファレンスセミファイナル敗退
  • 2020シーズン優勝 ロサンゼルス・レイカーズ
    • 2021シーズン 1回戦敗退
  • 2021シーズン優勝 ミルウォーキー・バックス 
    • 2022シーズン カンファレンスセミファイナル敗退
  • 2022シーズン優勝 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
    • 2023シーズン カンファレンスセミファイナル敗退
  • 2023シーズン優勝 デンバー・ナゲッツ
    • 2024シーズン カンファレンスセミファイナル敗退

パワーランキング

そんなベスト4の現在の評価は以下の通りだ。

  1. ボストン・セルティックス(ー)
  2. ミネソタ・ティンバーウルブス(ー)
  3. ダラス・マーベリックス(🔼)
  4. インディアナ・ペイサーズ(🔼)

※本ランキングはNBA.comのページを参照

ボストン・セルティックス

1位は直近5シーズンで4度のカンファレンスファイナル進出と最も安定した勝率を誇っているボストン・セルティックス!

プレイオフの対戦相手として、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーが1stラウンドを全休し、ドノバン・ミッチェルがカンファレンスセミファイナルの最後の2試合を欠場したということが指摘され疑問符を投じられることコメントも多く見られている。

一方で、セルティックスのネットレーティングがレギュラーシーズン(+11.7)よりもプレイオフ(+12.8)とより安定した勝利をしている点は評価できる点と言えるだろう。

唯一の懸念はふくらはぎの負傷で離脱しているクリスタプス・ポルジンギスがいつ復帰できるのか?と言う点だろう。

現時点ではペイサーズとの第1試合の欠場が決定したと報じられているが、彼の復帰タイミングによっては厳しい戦いを強いられる場面も多くなるだろう。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

2位は昨年王者デンバー・ナゲッツとの激闘を制したミネソタ・ティンバーウルブズ!

20年ぶりのカンファレンスファイナル出場を決めたティンバーウルブズだが、その強さは後半のオフェンスの伸びにある。

このプレイオフでのプレーオフ11試合のネットレーティングを振り返ると、前半(ー1.0点)よりも後半(+18.4点)の方が100ポゼッションあたり19.4点も上回っている。

この差はほぼオフェンスに起因するもので、前半のオフェンシブレーティング(100ポゼッションあたり得点)が106.7得点でリーグ11位なのに対して、後半では125.8得点と1位の数値を記録している。

ティンバーウルブズが安定した勝利を得るためにはやはりエースのオフェンスの安定感と直結しそうだ。

アンソニー・エドワーズはデンバー・ナゲッツとの第7戦ではFG成功率6/24とシュート精度が乱れたが、それでもプレイオフでのフィールドゴール率は57.8%で、レギュラーシーズンの52.2%から上昇している。

これはプレイオフでフィールドゴールを100回以上試した38人の選手の中で、2番目に大きな上昇率となっており、このシュート率で安定した得点を積み重ねることができればチームの勝利に直結するだろう。

ダラス・マーベリックス

3位はルカイリーの最強DUOで快進撃を見せているダラス・マーベリックス!

しかしながら、次のティンバーウルブズ相手に相手の懸念は大きく今シーズン対峙した際の結果は1勝3敗。

さらにその4試合でのオフェンシブレーティングはわずか105.6点(他28チームの中で最低数値)を記録した苦手チームだ。

しかし、ドンチッチとアービングが一緒にプレーしたのは4試合のうちわずか1試合であったことと、4試合ともこのプレイオフで主戦力となっているダニエル・ギャフォードとP.J.ワシントンが加わる前のことだったという点はポジティブな要因となりそうだ。

インディアナ・ペイサーズ

このベスト4でダークホースとなっているのがインディアナ・ペイサーズ!

レギュラーシーズンでは2位だったオフェンシブレーティングの精度を高め、ターンオーバー率が下がったとともにオフェンスリバウンド率も跳ね上げまさに最強の矛とも言うべきチームとなっている。

さらに各メンバーの3ポイント精度の向上も著しく、プレイオフで25回以上3ポイントシュートを試みた70人の選手のうち、3ポイントシュート成功率のトップ3はアンドリュー・ネムハード(19/39、48.7%)、ベン・シェパード(18/38、47.4%)、マイルズ・ターナー(32/70、45.7%)とペイサーズの選手が独壇場に!

さらに1位のアンドリュー・ネムハードはレギュラーシーズンのFG成功率49.8%だったところからプレイオフに入り57.0%までジャンプアップしている。

この上昇率は前述したティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズを超えリーグ1位の上昇率となっている。

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