2023−24シーズンのイースタンカンファレンスプレイオフトーナメントがついに完結!
レギュラーシーズンを圧倒的な成績で1位となったボストン・セルティックスがその勢いのままにインディアナ・ペイサーズをスウィープしカンファレンスを制しました!
The Boston Celtics SWEEP the Indiana Pacers to ADVANCE to the NBA Finals! 🧹 pic.twitter.com/VWTSrBk2DS
— Basketball Forever (@bballforever_) May 28, 2024
圧倒的な安定感でファイナル進出!
イースタンカンファレンスファイナルの舞台でスウィープという素晴らしい結果を残したボストン・セルティックスですがここまでの道のりも圧倒的だった。
なんとファイナル進出までの3ラウンド敗戦を喫したのはわずか2敗。
The Celtics' route to the NBA Finals 👀 pic.twitter.com/BSIn9LPj4l
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) May 28, 2024
この結果についてアメリカスポーツメディアのESPNマイク・グリーンバーグはファイル進出を決めたチームの中で支配的な勝利を重ねたチームの第4位として今シーズンのセルティックスを評価している。
ESPN’s Mike Greenberg’s top 5 most dominant runs to the NBA Finals:
— NBACentral (@TheDunkCentral) May 28, 2024
1) 2017 Warriors
2) 1996 Bulls
3) 2001 Lakers
4) 2024 Celtics
5) 1983 76ers
(Via @Espngreeny / @GetUpESPN ) pic.twitter.com/QChlqF0TZJ
確かに、勝利してきたチームの主力選手の欠場が多かったという*もつく結果だという意見もあるかもしれないが、その中でもこの結果は賞賛に値するものだと言えるだろう。
- 第1戦:ジミー・バトラー欠場
- 第2戦:第4戦と第5戦のドノバン・ミッチェル欠場
- 第3戦:第3戦と第4戦のタイリース・ハリバートン欠場
そんな圧倒的な勝利を積み重ねるチームを牽引したのはもちろんエースのジェイソン・テイタムだ。
カンファレンス最終試合でも36得点、10リバウンド、8アシスト、2ブロックを0ターンオーバーという素晴らしいスタッツを残してチームを勝利に導いている。
FINALS-BOUND MOOD. 🙌 pic.twitter.com/qXbPxGR9nY
— Bleacher Report (@BleacherReport) May 28, 2024
また、ジェイソン・テイタムはファイナルに進出を決定したチームの中で得点、リバウンド、アシストの3部門でチームハイを記録したNBA史上5人目の選手となっており、いかに彼がチームの勝利に貢献したかは一目瞭然だろう。
- ジェイソン・キッド(2002年)
- ティム・ダンカン(2003年)
- レブロン・ジェームズ(2012−15年)
- ニコラ・ヨキッチ(2023年)
- ジェイソン・テイタム(2024年)
Jayson Tatum is the 5th player in NBA history to lead their team in PTS, REB, & AST while reaching the Finals. pic.twitter.com/QlQZ6QpjIR
— StatMamba (@StatMamba) May 28, 2024
カンファレンスファイナルMVP
そんな素晴らしい活躍を見せたジェイソン・テイタムがカンファレンスファイナルMVPを受賞するかと思われていたが、実際にその栄光を手にしたのは2Jaysとして同じくチームを牽引してきたジェイレン・ブラウンだった。
ペイサーズをスウィープしファイナル進出🍀🍀🍀🍀
— NostaljyA -Basketball info. (@NostaljyA_) May 28, 2024
BOS 105 – 102 IND
カンファレンスファイナルMVPはこの人!
まさに苦行だった。
今シーズンは一瞬たりとも手を抜かなったんだ!
次のステップに進むよ…!
−ジェイレン・ブラウン#NBAFinals #DifferentHere
pic.twitter.com/fQl7Bsf4OG
この受賞は第4戦のクラッチタイムのインパクトが大きい。
第4Q残り1分6秒でプレイオフに入り調子を格段にあげているアンドリュー・ネムハードのリムへのドライブをブロック!
さらに続くポゼッションではボールハンドラーとして試合を支配、デリック・ホワイトにボールを蹴り出し、残り41秒で勝ち越しとなる3ポイントシュートをお膳立てしている。
このプレーはセルティックス公式が選ぶプレイ・オブ・ザ・ゲームに選出されている。
This block from JB led to White's game winning 3 that sealed the deal making it tonight's @DraftKings Play of the Game 💪☘️ pic.twitter.com/G2DkLvhoKw
— Boston Celtics (@celtics) May 28, 2024
なお、MVP投票結果ではわずか1票差で勝利を収めている。
Jaylen Brown received five of the nine votes for Eastern Conference Finals MVP from a media panel covering the series. pic.twitter.com/6wA7h3WD1n
— NBA Communications (@NBAPR) May 28, 2024
シリーズ全体を見ると基本スタッツ部門でチームをリードするジェイソン・テイタムが受賞する予想が多かった中でのサプライズ受賞となったこのMVPだが、1番驚いていたのはジェイレン・ブラウン本人なのかもしれない。
試合後の会見にて以下のようにコメントを残している。
全く期待してなかったんだ。
こういう賞を勝ち取ったこともなかったしね。
試合に勝てただけでうれしいよ。
インディアナには敬意を表したい。
インディアナはいいチームじゃなかったとか、そんな風に思われているのは知っているけど、今シーズン対戦したどのチームよりもタフだったと思う。
フィジカルでスピードがあり、プレッシャーをかけてきた。だから彼らにエールを送りたいし、敬意を表したいんだ。
ジェイレン・ブラウン
"I wasn't expecting it at all. I never win sh*t. I was just happy that we won."
— ClutchPoints (@ClutchPoints) May 28, 2024
Celtics star Jaylen Brown on winning the ECF MVP 😅
(via @NoaDalzellNBA)pic.twitter.com/4rfuRAtEFV
なお、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのカンファレンスファイナルのスタッツは以下の通りだ。
MIN | FG | FG% | 3PT | 3P% | FT | FT% | REB | AST | BLK | STL | PF | TO | PTS | |
ジェイソン・テイタム | 44.0 | 11.0-23.8 | 46.3 | 2.8-9.0 | 30.6 | 5.5-7.0 | 78.6 | 10.3 | 6.3 | 0.5 | 1.3 | 3.8 | 3.3 | 30.3 |
ジェイレン・ブラウン | 40.8 | 11.3-21.8 | 51.7 | 2.5-6.8 | 37.0 | 4.8-7.3 | 65.5 | 5.0 | 3.0 | 0.8 | 2.0 | 2.8 | 2.3 | 29.8 |
ペイサーズの未来は明るい?
事実としてインディアナ・ペイサーズはスウィープされたが、ジェイレン・ブラウンが言うようにその試合内容はかなり素晴らしい結果となっていた。
特にラスト3試合は残り数分のところまで勝率90%以上を記録しており、セルティックスの終盤の勝負強さがなければこのシリーズの結果が逆転していた可能性すらある。
The Pacers had a 90% win probability or more to win three games and still got swept by the Celtics 🤯 pic.twitter.com/vd61MQ1Ofd
— ESPN BET (@ESPNBet) May 28, 2024
また、この過程を証明するように1984年シーズン以降のカンファレンスファイナルにおけるスウィープの得失点差は過去3番目に少ない記録となっている。
1984年以降カンファレンスファイナルで起きた4勝0敗=スイープでの得失点差…
— Chris Sasaki (@chrisnewtokyo) May 28, 2024
今回のECFがBOS+27で3番目に少ないとのこと。
いやー初戦終盤のTOVが悔やまれるIND…それでも最終2戦はハリバートンも不在の中、剥き出しの魂で戦う面々は賞賛に値しますし、来季も楽しみ! https://t.co/cfAgpbqGi7
ペイサーズの未来を照らしているのはそれだけではなく、このシーズンで得た経験値の多さだ。
ざっとあげるだけでもこれだけの偉業を成し遂げシーズンを終えることに成功している。
- インシーズントーナメント決勝進出
- 2014シーズン以来のカンファレンスファイナル進出
- タイリース・ハリバートンがオールスタースターター&ALL-NBA3rdチーム選出
The future is BRIGHT for the Pacers:
— Bleacher Report (@BleacherReport) May 28, 2024
⭐ Reached the IST Championship
⭐ First ECF appearance since 2014
⭐ Tyrese Haliburton gets All-NBA
What a season 👏 pic.twitter.com/AZAWbeDTvC
残念ながらセルツの前に敗戦とはなったが指揮官リック・カーライルHCはペイサーズの選手たちに以下のように賞賛のコメントを送っている。
この試合を通じて、戦いのレベルはすさまじかった。
彼らは可能な限りすべてのポゼッションを獲得し、可能な限りどんな状況でも勝利するためにこの試合に臨んでいたんだ。
リック・カーライル
来シーズン以降のペイサーズの躍進は注目を集めることとなりそうだ!
コメント
本当に未来明るかったのウォリアーズくらいよな
JKは未来を感じます!