マイアミ・ヒートの3連勝で幕をあけたイースタンカンファレンスファイナル!
その後、昨年のイースタンカンファレンスの覇者であるボストン・セルティックスが2連勝し舞台はマイアミ・ヒートのホームコートであるKaseya Centerでの第6戦が行われました!
ラスト3秒の攻防
第6戦はアウェイ戦ながらセルティックスが常にゲームの主導権を握る形で進みました!
ゲームを通じてヒートがリードを奪えたのはわずかに2回!
しかしながらそのリードのタイミングこそが劇的な逆転劇を生むこととなります!
ヒートの意地
ラスト5分を切ったところからヒートが勝利への執念を見せつけてきます!
第4Q残り4分56秒で88-98と絶体絶命の状況からギアを上げたヒートは12-4ランで一気に点差を縮め、1ポゼッション様で点差を詰めることに成功!
そして極め付けはヒートの魂、ジミー・バトラーが残り3秒を残したタイミングで3本のフリースローを獲得!
ラスト3秒で3本のフリースローをドローし逆転もラストプレーで涙を飲む!
— NostaljyA.space (@NostaljyA_) May 28, 2023
47分出場
24得点
11リバウンド
8アシスト
毎試合一丸となって闘うんだ。
何が起きても構わない…必ず勝利する。
ージミー・バトラー#HEATCulture #WhiteHot
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ジミーは持ち前の強心臓ぶりを発揮し、3本全てを沈め103−102でこの日第1Q8分14秒以来のリードを奪い勝利を引き寄せます!
伏兵デリック・ホワイト
勝利を確信したヒートでしたが、最後の逆転劇が残っていました!
それを成し遂げたのこそデリック・ホワイト!
この日、42分間出場しながらもここまでわずか9得点、2ポイントのショットは1本も決めていない状況でラストポゼッションを迎えたホワイトはボール出しとしてコートに立ちました。
ホワイトがボールを託したスマートのシュートはわずかに軌道がずれたところ値千金のティップイン!
ホワイトの特典がカウントだったかどうかの確認を待っていた10秒はこれまでで最も長く感じたよ。
— NostaljyA.space (@NostaljyA_) May 28, 2023
まだ信じられない。
あのシュートは本当にクレイジーだ!
ー ジェイソン・テイタム#BleedGreen
pic.twitter.com/5G3UnMlPhM
ホワイトはボールを出してから最適なルートでリバウンドに参加し、リバウンドを確保とともにこの日初となる2ポイントを沈めることに成功します!
この時の状況をデリック・ホワイト自身は以下のように振り返っています!
本当に誰もついてこなかったんだ…。
そしてボールが僕のところに来て、シュートを決めたんだ…。
勝てただけで満足だ。
どんな形であれ、僕らはそれをやり遂げたんだ!
デリック・ホワイト
"There really was nobody on me… Ball came to me, made the shot… We're just happy we won. However we got to get it done, we got it done."
— ClutchPoints (@ClutchPointsApp) May 28, 2023
Derrick White on his game-winning shot that forced an ECF Game 7 vs. the Heat 🗣
(via @NBCSCeltics)pic.twitter.com/hi35R1VY8J
エース テイタムの活躍
試合を決めることとなったラスト3秒の攻防に注目が集まっていますが、このゲームの立役者は間違いなくジェイソン・テイタムでした!
44分間出場したテイタムはゲームハイとなる31得点を記録しチームを牽引!
ゲームハイの活躍で見事にチームを勝利に導いたテイタム☘️
— NostaljyA.space (@NostaljyA_) May 28, 2023
44分間出場
31得点(ゲームハイ)
12リバウンド
5アシスト
2ブロック
人生でこれほどボストンに帰るのが楽しみなことはなかった!
ージェイソン・テイタム#BleedGreen
pic.twitter.com/0iu0N3Nz2u
この活躍は古豪ボストン・セルティックスの長いフランチャイズ史の中でもトップレベルであり、レジェンド、ラリー・バートと並ぶ2つの記録を達成しました!
1つ目がプレーオフで10回以上の30得点以上、10リバウンド、5アシストを記録した唯一のフランチャイズプレイヤーとなったこと!
そして、2つ目が複数のプレーオフシーズンにおいて500得点プレーヤーを記録したこととなります!
Jayson Tatum is now the second Celtics player with 500 points in multiple playoffs, joining Larry Bird 🍀 pic.twitter.com/dHXcMl4XFU
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) May 28, 2023
まさにレジェンド級の活躍を続けるテイタムはチームを2年連続のファイナルの舞台に導き、昨年の雪辱を果たすことができるのか?
なお、ジミー・バトラー、デリック・ホワイト、ジェイソン・テイタムのこの試合のスタッツは以下の通りになります!
MIN | FG | 3PT | FT | OREB | DREB | REB | AST | STL | BLK | TO | PF | +- | PTS | |
ジミー・バトラー | 47 | 5-21 | 2-4 | 12-14 | 7 | 4 | 11 | 8 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 24 |
デリック・ホワイト | 42 | 4-10 | 3-7 | 0-0 | 1 | 3 | 4 | 6 | 1 | 3 | 0 | 1 | 3 | 11 |
ジェイソン・テイタム | 44 | 8-22 | 0-8 | 15-15 | 3 | 9 | 12 | 5 | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | 31 |
0勝3敗の壁
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのボストン・セルティックスですが、残す懸念はNBA75年間の歴史なのかもしれません!
プレーオフシリーズを0勝3敗でスタートしたシリーズはこれまでに150シリーズ。
150シリーズのうち、3勝3敗までもつれたシリーズは3シリーズ。
3シリーズのうち、4勝目を勝ち取ったシリーズは0シリーズ。
The Celtics are the 4th team in NBA history to force a Game 7 after trailing a series 3-0.
— ClutchPoints (@ClutchPointsApp) May 28, 2023
-2003 West First Round: Blazers vs Mavs
-1994 West Semis: Nuggets vs Jazz
-1951 NBA Finals: Knicks vs Rochester Royals
None of those teams won the series. pic.twitter.com/5pMneOhu3Z
まさに、歴史的に0勝3敗からのカムバック勝利は不可能とされています!
果たして、テイタムとセルティックスはNBA史に新たな歴史を作ることができるのか?
最後にこのシリーズが始まる前のアメリカのスポーツメディアESPNが発表した勝敗予想を確認しましょう!
The Miami Heat have a 3% chance of reaching the NBA Finals, according to ESPN Analytics 😮 pic.twitter.com/CbeoYzZQOx
— ESPN (@espn) May 15, 2023
セルティックスの勝率97%!
運命の第7戦は日本時間5月30日(火)朝9:30ティップオフです!
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