【ラスト3秒の攻防】デリック・ホワイトの劇的なブザビで勝負はGEME7へ!

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マイアミ・ヒートの3連勝で幕をあけたイースタンカンファレンスファイナル!

その後、昨年のイースタンカンファレンスの覇者であるボストン・セルティックスが2連勝し舞台はマイアミ・ヒートのホームコートであるKaseya Centerでの第6戦が行われました!

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ラスト3秒の攻防

第6戦はアウェイ戦ながらセルティックスが常にゲームの主導権を握る形で進みました!

ゲームを通じてヒートがリードを奪えたのはわずかに2回!

しかしながらそのリードのタイミングこそが劇的な逆転劇を生むこととなります!

ヒートの意地

ラスト5分を切ったところからヒートが勝利への執念を見せつけてきます!

第4Q残り4分56秒で88-98と絶体絶命の状況からギアを上げたヒートは12-4ランで一気に点差を縮め、1ポゼッション様で点差を詰めることに成功!

そして極め付けはヒートの魂、ジミー・バトラーが残り3秒を残したタイミングで3本のフリースローを獲得!

ジミーは持ち前の強心臓ぶりを発揮し、3本全てを沈め103−102でこの日第1Q8分14秒以来のリードを奪い勝利を引き寄せます!

伏兵デリック・ホワイト

勝利を確信したヒートでしたが、最後の逆転劇が残っていました!

それを成し遂げたのこそデリック・ホワイト!

この日、42分間出場しながらもここまでわずか9得点、2ポイントのショットは1本も決めていない状況でラストポゼッションを迎えたホワイトはボール出しとしてコートに立ちました。

ホワイトがボールを託したスマートのシュートはわずかに軌道がずれたところ値千金のティップイン!

ホワイトはボールを出してから最適なルートでリバウンドに参加し、リバウンドを確保とともにこの日初となる2ポイントを沈めることに成功します!

この時の状況をデリック・ホワイト自身は以下のように振り返っています!

本当に誰もついてこなかったんだ…。

そしてボールが僕のところに来て、シュートを決めたんだ…。

勝てただけで満足だ。

どんな形であれ、僕らはそれをやり遂げたんだ!

デリック・ホワイト

エース テイタムの活躍

試合を決めることとなったラスト3秒の攻防に注目が集まっていますが、このゲームの立役者は間違いなくジェイソン・テイタムでした!

44分間出場したテイタムはゲームハイとなる31得点を記録しチームを牽引!

この活躍は古豪ボストン・セルティックスの長いフランチャイズ史の中でもトップレベルであり、レジェンド、ラリー・バートと並ぶ2つの記録を達成しました!

1つ目がプレーオフで10回以上の30得点以上、10リバウンド、5アシストを記録した唯一のフランチャイズプレイヤーとなったこと!

そして、2つ目が複数のプレーオフシーズンにおいて500得点プレーヤーを記録したこととなります!

まさにレジェンド級の活躍を続けるテイタムはチームを2年連続のファイナルの舞台に導き、昨年の雪辱を果たすことができるのか?

なお、ジミー・バトラー、デリック・ホワイト、ジェイソン・テイタムのこの試合のスタッツは以下の通りになります!


MINFG3PTFTOREBDREBREBASTSTLBLKTOPF+-PTS
ジミー・バトラー475-212-412-14741181023024
デリック・ホワイト424-103-70-013461301311
ジェイソン・テイタム448-220-815-15391251232331

0勝3敗の壁

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのボストン・セルティックスですが、残す懸念はNBA75年間の歴史なのかもしれません!

プレーオフシリーズを0勝3敗でスタートしたシリーズはこれまでに150シリーズ。

150シリーズのうち、3勝3敗までもつれたシリーズは3シリーズ。

3シリーズのうち、4勝目を勝ち取ったシリーズは0シリーズ。

まさに、歴史的に0勝3敗からのカムバック勝利は不可能とされています!

果たして、テイタムとセルティックスはNBA史に新たな歴史を作ることができるのか?

最後にこのシリーズが始まる前のアメリカのスポーツメディアESPNが発表した勝敗予想を確認しましょう!

セルティックスの勝率97%!

運命の第7戦は日本時間5月30日(火)朝9:30ティップオフです!

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