ウェスタンカンファレンスを制したゴーデンステイト・ウォーリアーズとイースタン・カンファレンスを制したボストン・セルティックスがリーグ制覇を争うファイナルもいよいよ折り返し!
第4戦ではウォーリアーズのステフィン・カリーが記憶にも記録にも残る活躍を見せチームを勝利に導き、2勝2敗のタイに戻しましたが、今後の展開はどうなっていくのでしょうか?
今回はそれぞれのチームのこれまでのGoodポイントと、不安点をまとめていきます!
ウォーリアーズのGoodポイントと不安
Goodポイント|圧倒的なスターパワー!
今期のウォーリアーズを語るに避けては通れないのが、人知を超えた活躍を続けるステフィン・カリーでしょう!
彼のファイナルに入ってからのスタッツは以下の通りになっています。
平均得点 | 平均アシスト | 平均リバウンド | 平均スティール | FG% | 3ポイント% | |
ステフィン・カリー | 34.3 | 6.3 | 3.8 | 2.0 | 50.0% | 49.0% |
スタッツだけ見てもファイナルMVP級の活躍と言っても間違いないでしょうが、彼の代名詞である3ポイントでも一つの記録を樹立しているとのことです!
それが「ファイナルの舞台で4試合連続で5本以上の3ポイントを成功させる」という記録になります。
現在ファイナルの通算3ポイント成功数1位を誇っているカリー。
残りの3試合の中でこれらの記録をどこまで伸ばしていけるのか?というのも一つの楽しみになりますね!
不安点1|カリーの疲労の蓄積
カリーの活躍は上記の通りにはなりますが、彼も34歳の年齢という点も見過ごせない部分でしょう。
さらに彼は、第3試合の終盤にセルティックスのセンターアル・フォーホードとの接触で、足を負傷。
一度は第4戦の出場が不安視されるほどの症状があったとされていました。
結果として、カリーはその怪我を乗り越え43得点というとんでもない活躍をしたわけですが、完治したわけではなく疲労が蓄積していることから、今後も同様の活躍ができるかに関しては一部不安視する声も上がっています。
不安点2|サポートメンバーの活躍
孤軍奮闘とも言えるカリーの活躍ですが、一方でそれはウォーリアーズの攻め手がなくなってきているということの裏返しとも言えるでしょう。
GSWの通常のオプションであれば、カリーのオフボールカットから瞬間的なオープンを作りシュートを射抜いていくという作りが多いですが、第4戦のオフェンスを見ているとオンボールプレーが多くなっていることも気になる点です。
以前の記事の中で、ディフェンスリーダーのドレイモンド・グリーンのオフェンス面がセルティックスに狙われているという点をしてきましたが、今回話していくのはグリーン以外の選手もカリーに追随できるスコアラーがいないという状況になります!
※グリーンは、第4戦の最終Q終盤にルーニーと交代するという前回の投稿の中でこのブログでも考えていた采配が起こっていましたね!
スタメン全員とカリーの得点を比較するとカリーが4試合合計で137得点をとっているのに対し、他の4名の4試合合計で176得点。
わずか39得点しか差がないという状況となっています。
チームのセカンドオプションのクレイ・トンプソンが徐々に調子をあげている状況であり、
同じくスタメンスモール・フォワードのアンドリュー・ウィギンズは平均16.5得点と安定しながら、第4戦では自身キャリアハイの16リバウンドを記録するなどサポートが全くないとは言えないですが、
カリーが楽になる状況が見えてこないというのは今後の試合での不安点として重くのしかかってくるでしょう。
次回は、ボストン・セルティックスのポイントについてまとめていきますのでお楽しみに!
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