現在行われている2021−2022シーズン NBAファイナルではウェスタンカンファレンスの王者ゴーデンステイト・ウォーリアーズとイースタン・カンファレンスを制したボストン・セルティックスの激突!
第1戦目では、第3Qまで12点差をつけておりホームコートアドバンテージを持っていたウォーリアーズが第4Qにて逆転負けするというまさかの展開でしたが、
一転、第2戦ではウォーリアーズが安定した強さを見せつけ最大29点差をつける完勝でシリーズをタイに戻しました!
そんなシリーズ第2戦を振り返ります!
ディフェンスの修正力
まず第一に挙げるべきは、ウォーリアーズのディフェンス面での躍進です!
第1戦においては、不安要素としてあげていたディフェンスでしたが、このディフェンスをどう修正してくるのかというのが注目ポイントとなっていました!
そして、そのアンサーとしてヘッドコーチのスティーブ・カーが提示したのが、ゲイリー・ペイトンⅡの復帰になるでしょう!
左ひじ骨折と靭帯損傷での離脱から約1ヶ月。
ホームコートの大歓声に迎えられながら復帰した彼は、怪我明けとは思えないディフェンスを披露!
第1試合で、チーム二番目の24得点をあげていたジェイレン・ブラウンを17得点に、4本の3ポイントを含む18得点をあげていたマーカス・スマートに関してはなんと2ポイントと完全にシャットアウトすることに成功しました!
また、彼の復帰によりその他メンバーのディフェンスの安定感も増しているようで、チーム合計で15本のスティールに成功!
同じくセルティックス戦で19本のスティールを記録したヒートを思い出すかのようなハードなディフェンスを披露しています!
ペイントエリアの支配力
またこのディフェンスの修正によりセルティックスのFG%が激減。2つ目に挙げるべき、ペイントエリアの支配力の差につながっていきます。
第1試合でセルティックスのFG%が50.6%だったのに対して、
第1試合 | セルティックス | ウォーリアーズ |
FG | 43-85 | 39-88 |
Field Goal % | 50.6% | 44.3% |
3PT | 21-41 | 19-45 |
Three Point % | 51.2% | 42.2% |
第2試合ではわずかに37.5%。
第2試合 | セルティックス | ウォーリアーズ |
FG | 30-80 | 39-86 |
Field Goal % | 37.5 | 45.3 |
3PT | 15-37 | 15-37 |
Three Point % | 40.5 | 40.5 |
3ポイントが40.5%を決めていることからまさかの歪みが生じる%となってしまっています。
さらにペイントエリア得点だけをピックアップして見てみると以下の通り16点差がついている状況です。
セルティックス | ウォーリアーズ | |
ペイントエリア内得点 | 24 | 40 |
試合が109−88の19点差で終了していることからもこの16点の差が響いて居たというのは間違い無いでしょう!
このポイントエリアを支配した要因としては、スティーブ・カーHCがいうようにカリーが引力を持つかのようにディフェンスを惹きつけることももちろんですが、このプレーオフで安定した活躍を見せるケボン・ルーニーが6本中6本でFGを成功させチームハイタイの±評価で+24を達成しています!
GP2の復活により完全体となることでオフェンスでも、ディフェンスでもアドバンテージを示したウォーリアーズ。
このままセルティックスに主導権を渡すことなく優勝してしまうのでしょうか?
次回第3戦は9日(木)10時ティップオフです!
コメント