レギュラーシーズンをイースタンカンファレンス4位でおえ、プレーオフ1回戦では同カンファレンス5位のトロント・ラプターズに対して、MVP候補のオールスターセンターのジョエル・エンビートが安定した若手のタイリース・マクシーが覚醒し大活躍、下馬評ではアップセットも濃厚と言われていた中で4勝2敗で勝ち上がりを決めたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ!
しかしその最終戦で、最大の戦力であるジョエル・エンビートが右眼窩骨折と軽度の脳震盪で無期限離脱となりかなり厳しい戦いを迫られている状況が続いています。
そんな中行われた、マイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナルの2試合目でもやはりエンビートは欠場。
結果として、ヒートの安定した攻守を崩すことができず2Q以降一度もリードを奪うことができないまま119−103で敗北。
個人スタッツとしては、今プレーオフで調子を上げているタイリース・マクシーが34得点と今試合でもチームを牽引。元得点王のジェームス・ハーデンも20得点、9アシスト、トバイアス・ハリスが21得点4スティールと粘りを見せますが、その他のメンバーが続けず。
対するマイアミ・ヒートはスタメンのジミー・バトラーが22得点、12アシスト。バム・アデバヨが23得点。更にベンチからは今期の6thマン賞の受賞者であるタイラー・ヒーローが18得点、ビクター・オラディポ19得点とバランスの取れた得点で安定した試合運びを展開しました。
このままいけばスウィープも見えてきてしまう展開ですが、ヒートはなお気を引き締めているようで、ディフェンス職人のPJ・タッカーはfadeawayworld.netのインタビューの中で以下のようなコメントを残している
(エンビートの怪我について)聞いたが、そんなことは気にしていない。みんな怪我をしていて、僕自身ふくらはぎを痛め、足首を捻り直した。(もし何かあれば)みんな次の試合には出られないかもしれない。それがプレーオフなんだ。このために誰がステップアップするのか、誰が作り上げられるのかが重要なんだ。マスクをつけ、ニー・スリーブをつけ、アイシー・ホット(筋肉痛に使う軟膏のようなもの)をつけて、「俺の力を見せてやる」と思えるのは誰なのか。僕は彼(エンビート)が(このカードで)プレーすると思っている。今シーズンのMVPは彼なんだから。
fadeawayworld.net
まさに勝って兜の緒を締めている状態のヒート。果たして、エンビートは無事に復帰することができるのか。また、そこからのリベンジを果たすことはできるのでしょうか?
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