2022年4月21日行われたプレーオフ1回戦フィラデルフィア・セブンティシクサーズ対トロント・ラプターズの第3戦。
このシリーズでラプターズは、新人王候補の呼び声高いスコッティ・バーンズが怪我により離脱したことによりかなり厳しい戦いを強いられていましたが、OG・アヌノビーやギャリー・トレントJr、そしてベンチから出場でバーンズの1年先輩のプレシャス・アチウワが奮起!
まさに全員バスケといった形で、試合を有利に運ぶことに成功前半終了時点で10点差をつけ、56−46で折り返しに!
さらに試合終盤には、シクサーズのスタメンPGのジェームス・ハーデンが6つ目のファールで退場!
シリーズ第3戦、ホームゲームにてようやくラプターズの勝利かと思われましたが、最後に待っていたのは、今シーズンのMVP最終候補の1人ジョエル・エンビートのスターパワーでした!
オーバータイムにまでもつれた試合の分岐点となったのは、ラスト0.8秒で放ったエンビートの3ポイント!
サイドスローからパスを受けたエンビートはそのまま振り向きざまに放ったシュートはスウィッシュでリングに吸い込まれていきました。
このシーンで思い出されるのはラプターズが初めてNBAを制した2019年シーズンの試合でしょう。イースタン・カンファレンス・セミファイナルのシクサーズ対ラプターズのマッチは第7戦までもつれる大激戦。奇しくも今日と同じラプターズのホームコートで行われたこの試合は4Q残り4秒時点で90−90の同点。
当時のラプターズのエースカワイ・レナードに渡ったボールはブザーとほぼ同時に放たれリングを数回跳ね、最終的に吸い込まれていきました。
そのカワイ・レナードにシュートコンテストしに行ったのが、エンビートでした。
彼としてもその時のその時の経験について語ることの多いエンビート。今日の決勝3ポイントを決めることでその呪縛からも解放されたことでしょう!
※上が2019年シーズン、下が本日の画像です
エンビートの3ポイントの成功で、104−101でシクサーズが勝利!このシリーズを3−0としています。
エンビートはこの試合33得点、13リバウンドとMVPにふさわしいスタッツを残しています。
なお、ラプターズの渡邊雄太は本日の試合の出場はありませんでした。
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